黒井健絵本ハウス 黒井健絵本ハウス

2024.04 27 Sat

お知らせ

2023年夏休み期間の展示紹介

2023.07.24

いつもご来館ありがとうございます。

前回の展示は当館20周年として「画業50年のあゆみ」を、えほんミュージアム清里さんとの共同企画展として開催いたしました。

7月7日(金)から展示替えを行いましたが、まだ今年は「黒井健絵本ハウス20周年」ですので、紙の劣化を抑えるため期間をあけて展示することにしている、代表作「ごんぎつね」の展示を特集として2階で行うことにしました。

当館では外部の原画展では見ていただける機会の少ない絵を展示したいという理由もあり、代表作品を全点を展示することは実はあまりないのです。

加えて今回の展示では、過去に制作されたVTR作品ために描かれた原画も合わせて展示しており、絵本のページにはない絵をご覧いただくことができます。

VTR作品は現在は販売していないのですが、ここ数年毎年ある時期に「NHKてれび絵本」(朗読は柄本明さん)で放送していただいています。

そういったものですから、あらためて絵本全点の展示をして、合わせてVTR原画を見ています。

絵本表紙のイメージばかりでしたが、ごんの後ろ姿の絵も多く1匹のきつねが何を考えいるのだろうと想像すると可愛らしく感じます。

作者の新美南吉さんは18歳で、このお話を書いたのですから、早熟だったのでしょうね。

黒井はこの絵本作品を制作するにあたり、38歳から南吉氏のふるさと取材をし、39歳で描き上げたそうです。

 

1階では、あまんきみこさん作の「車の色は空のいろ」シリーズ(新装版)の展示を開催しています。

作者のあまんきみこさんはこちらの『新装版 車のいろは空のいろ ゆめでもいい』で、第70回産経児童出版文化賞 大賞を受賞されています。

 

全4巻、カラーの原画は表紙のみので中の絵はモノクロです。どんな展示になるかとも思ったのですが、枚数がありますのでなかなか面白い展示です。

色の制約がある分、登場人物たちの表情や仕草に気がつくことができるようにも感じます。物語を想像して挿絵をご覧になっていただけたらと思います。

 

ここ数年夏の展示には「ころわん」を掛けてきたように思いますが、今年の夏は 1階・2階ともに児童文学です(ころわんも可愛いというお声がけいただくことが多く、いつもありがとうございます)。

児童文学を読みはじめた、お子さんの夏の読書にいがでしょうか。もちろん大人が読んでも読み直しても感じることがある書籍だと思います。

 

今年から火・水曜が定休日となりましたが、夏の間8月中は火曜のみ定休日となり水曜も開館しています。

 

北杜市も梅雨が明けてからは空気が涼しく感じられるこの頃です。ご来館お待ちしております。

 

 

[追記 8/3]—–NHK 甲府放送局 Newsかいドキ 7/31 放送内で展示を紹介していただきました。—–

山梨 NewsWeb 画像のリンク先で館内の様子をすこしご覧いただけます

撮影当日はインタビューに答えていただいたお客様ありがとうございました。快くご協力いただけてとても助かりました。

 

[追記 8/16]—–読売新聞甲府 8/9 紙面内で展示を紹介していただきました。—–

読売新聞オンライン(画像のリンク先)でも取材記事をご覧いただけます。

記事内で告知しているサイン会日時については、こちらでご確認ください。
[ご利用案内 |イベント情報] https://kenoffice.jp/info/
・8月19日 (土) 13:30〜14:30
・8月20日 (日) 11:00〜12:00
(予約不要です。ご参加の際はマスクの着用をお願いしています。)
「取材当日はインタビューに応えてくれたお子様たち、ありがとう。
記者さんもよい写真がとれたと話していて、新聞記事の方にはしっかりと写真が載っていました。」