新たな商品として「複製画」KUROIKEN PRIMAGRAHIEの発売開始のお知らせです。
「版画」と「複製画」の違い-
当館で「版画」として販売している商品は、作家直筆サインが入っていてエディション数を限定したものになります。例えば、 1/300と入っていたら、300枚までは同じものが作られるその中の1枚目ということになります。
一般的に「複製画」として販売されているものも様々ですが、品質が良いものから、ポスターを額入れした商品でもそう呼ばれている事があるように思います。
「版画」と呼べる商品は直筆サインが入って完成します。しかしだからこそ、これから先ずっと継続できる商品ではありません。そういった理由もあり、以前から複製画は作りたいと考えていました。
そこで、プリントサインではありますが、新しい価値観を提供できないものかと、品質には拘り(ジグレー印刷)で制作。
当館の商品である証の”KUROIKEN PRIMAGRAHIE” のエンボスを入れた複製画を3種類発売することにしました。
こちらは大きいサイズの版画は完売していますから、今回の商品を作るにあたって、
版画との差異はとても気になる事でした、しかし「手ぶくろを買いに」別の絵柄で版画を作ろうと考えても、やはりこちらの絵が良くて数年間決まらない状況でしたから、それであればサイズを吟味して、飾りやすい複製画として発売することを決めました。
このサイズ差は版画をお持ちの方、これから複製画をご購入いただく方、双方にご理解いただけるような商品にできたのではないかと思っております。
絵本ハウスのエントランスから見た外の景色になります。
こちらは、以前店頭でお客様が「黒井さんの雪景色がすきで、1枚欲しいのだけど小さいものはないですか?」と聞かれて、(たしかにない、けれども黒井本人も雪景色には思い入れがあって描いている様子なのに)と思ったことが記憶に残っていましたので、今回選びました。
原画が展示されているときに、気持ちいい絵だなとよく思ったのも理由です。
早春の畑の風景です。どことなく外国の風景のようにも見え独自の雰囲気があります。
こちらは私の好みで選んだのですが、黒井が絵本に携わりながらも風景画を好んで描く理由のひとつとして『どこの土地にも人々の生きる営み』と話しているのですが、それを感じられる1枚だと思います。
どちらも飾りやすく、きっとお家にお迎えしていただけたら気に入っていただけると思っております。
よろしくお願いいたします。